髪が広がる原因5つ
乾燥
空気が乾燥すると、髪の毛の水分量が減ってパサついて見えがちです。
健康な毛髪の水分保持量は、約12~13%、この水分量が7%を下回ると、表面のキューティクルが剥がれ落ち、毛髪内部にあるべき水分までもが出てしまうと言われています。
さらに進行すると、枝毛や切れ毛の原因に。
髪だけでなく、髪をうみだす頭皮も当然乾燥します。
頭皮が乾燥し、かゆみや炎症が起きると毛根が傷つき、抜け毛につながります。

紫外線
紫外線量のピークは春から夏ですが、冬にゼロになるというわけではありません。
紫外線量は秋から冬にかけてだんだん少なくなっていきますが、真冬でも夏の半分程度にしか減らないため、一年中油断できません。
中でもUVAは、窓やガラスを透過するため、部屋の中にいても車の中にいても油断は禁物です。
年中降りそそぐ紫外線によって、髪の潤いを保つキューテイクルは剥がれやすくなり、髪のパサつき、ゴワつきの原因に・・・

薬剤
最近では、自宅で簡単に髪を染められるカラー剤の種類が増え、
中には「節約のためにカラーは自宅でします」「時間がないときは自宅でカラーリングします」という女性も多いのではないでしょうか?
市販のカラー剤を開けると、「パッチテスト」キットが入っていますよね。
めんどうだからとパッチテストを省いていませんか?
薬剤が合っていない場合、髪はダメージを受け、髪の広がりにつながってしまいます。
当然、美容院でカラーやパーマをかける際も少なからず髪はダメージを受けます。
頭皮環境やかぶれが気になる際は、担当の美容師へ事前に伝えましょう。
セルフケアカラーにおすすめ
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髪の乾かし方
オーバードライ(乾かし過ぎ)によって、髪はパサついた状態にみえてしまいます。
当然ドライヤーは高温になるので、送風口を頭皮や髪に近づけすぎて使用すると、髪の損傷の原因に。
また、同じ場所に長時間当てることで、髪の水分がなくなってしまい、乾燥しすぎて髪が変色し、キューティクルが損傷するなんてことも・・・
湿気
加齢やストレスによって髪がダメージを受けると、髪内部にとどまる水分バランスが崩れると言われています。
健康な髪の水分量は7%~11%に保たれており、湿気が多い時でも最大35%までしか水分を吸収しません。
一方で、ダメージを受けた髪は水分量を一定に保つことができず、湿気が多いと最大68%ほどの水分を吸収してしまうのです。
そのため、髪がうねりやすく、クセのある状態に。

正しい髪の乾かし方
タオルドライ
いきなりドライヤーで乾かすのではなく、事前に「頭皮や毛穴」の水分を拭き、タオルで頭全体を包み込むように拭きましょう。
次に、髪の毛の水分をタオルに吸収させます。
ロングヘアの場合は、毛先をタオルで挟み込み、手でやさしく押さえて髪の水分をタオルに吸収させましょう。
ある程度タオルで水分が取れたら、目の粗いクシで髪をとかし、残っている水分を毛先まで降ろし、その水分をタオルに吸収させます。
タオルドライで「半乾きの状態」にすることで、ドライヤー時間が短くなります。

ヘアオイル
先ほど、髪が濡れているとキューティクルが開いていると書きましたが、この状態はヘアオイルにとって絶好のチャンスです。
タオルドライ後、オイルを手のひらにとり髪に広げましょう。
オイルによる保湿効果が、髪をドライヤーの熱から守ってくれます。
ヘアオイルのつけすぎには要注意です。
ポイントは、少量を手のひらに伸ばして髪の内側からつけること。
足りないかなと思うくらいがちょうどいいんです。
タオルドライ後に加えて、外出前にもヘアオイルをもう一度付けることで、乾燥した空気にさらされても、髪の栄養分や水分が外に逃げだしにくくなります!
髪を乾かすときにおすすめのオイル
ヘアオイルといっても、さまざまな種類があって迷ってしまいますよね。
そんなときは、成分表をみてオイルの特徴を確認しましょう。
オリーブオイルには抗酸化作用のビタミンEが豊富に含まれ、最もよく知られている天然のヘアケア剤
椿油は髪の毛のための油と思われていますが、髪の潤いを整えるだけでなく、全身のスキンケアにも有効
砂漠に育つ植物で、「砂漠からの黄金の液体」と呼ばれ高級で万能なオイル
アーユルヴェーダ(伝統医学)でも使われ、フケ対策や髪の乾燥にもよい
アルガンツリーの種子の白い部分を取りだして採油する大変希少なオイル、アンチエイジング効果あり
ブドウの種子から搾取されるオイル、ビタミンEやポリフェノールはオリーブオイルの2倍近く含み、頭皮の血行促進、毛髪の活性化に期待

せっかく髪を上手に乾かしたなら・・・
せっかく髪をキレイに乾かしたのに、ふとんに菌やダニが繁殖していたり、紫外線予防と思って使用している帽子を洗わないでいると、頭皮環境の悪化につながります。
寝具も清潔に
寝具にはどれほどの菌やダニが繁殖していると思いますか?
ダイゾンのCMでも見たことがある人は多いはず。
ダニは温かく湿度の高い環境を好むため、ベッドはダニ繁殖の温床に。
ダニは人から剥がれ落ちた皮膚をエサに、1日約20回ふんをすると言われています。
枕やふとんは天日干ししたり、枕カバーやシーツはこまめに洗うなど、清潔な状態をたもつようにしましょう。
参考:ダイソン

帽子は定期的にメンテナンスを
夏場は特に汗をかくので、その都度洗うのが望ましいとされます。
しかし、洗濯に適さない素材の場合は定期的に干して空気を通し、長時間着用しないようにしましょう。
夏の帽子選びのポイントは、風通しのよい素材か洗える素材を選ぶことです!

さいごに
あなたの髪の乾かし方、いかがでしたか?
全く同じ手順で乾かすのは難しいかもしれませんが、少しでも近づくように努力していきましょうね。
秋に入ると空気が乾燥し、髪がより一層パサついて見えがちです。
寒さから髪を結ばず、おろして巻き髪にする女性も多いはず。髪の手入れが行き届いているかどうかは一目瞭然です。
日々のヘアケアで健康なツヤ髪を手に入れましょう!