夏の強い日差し、紫外線によって抜け毛や薄毛が進行してしまうことご存知ですか?
「夏の紫外線によって頭皮がダメージを受けること」と、「秋に抜け毛が増えること」には大きな関係があります。
では、どうして夏の頭皮ダメージの影響が秋に現れるのか、髪が抜けるまでなぜ時間差があるのか気になりませんか?
油断していると抜け毛がどんどん進行してしまうかもしれません。
今回は、『今からでも間に合う髪の紫外線対策について』解説していきます!
夏の紫外線量は最強クラス
1年を通しての紫外線量をみると、天候に大きく影響されるものの、一般的には『夏』に紫外線が多くなります。
日本国内では、7~8月に年間で最も多く紫外線が観測されます。
気象庁の紫外線量観測を参考に見ていくと(観測地:つくば)、2020年2月5日のデータは紫外線量は「中程度」に対し、

2020年8月5日の紫外線量は「非常に強い」と観測されています。

よく、「冬場も紫外線量には注意するように」と、CMでも聞きますが、夏の紫外線量は冬とは比べ物にならないほど強いことが分かりますよね。
年間の推移をみてみましょう。

5月から徐々に紫外線量が高くなり、日照時間が長く、太陽の高度が高くなる7月~8月が、冬場と比べて強くなります。
さらに、この紫外線量は年々強くなっているため、正しい知識と対策が必要とされます。
参考:気象庁
夏に気をつけたいのは紫外線だけではない!?
夏場の大量の汗が頭皮に影響
夏場は何もしなくても、ジリジリと降りそそぐ強い日差しで汗をかきますよね。
実は、「強い紫外線」+「汗」がダブルパンチで頭皮に大きなダメージを与えているのです。
汗をかくメカニズム
ところで汗はどこから出ていると思いますか?
汗は汗孔というところから出て、皮脂が毛穴から出ます。
汗をかくと、皮膚の表面をおおい、汗孔や毛穴をふさいでしまうため、汗や皮脂が皮膚の表面に出られなくなり、炎症状態に・・・
頭皮環境が悪化し、健康な髪が生れなくなってしまうために薄毛の原因になってしまうことがあります。
汗で頭皮の酸化がすすむ?
また、皮膚はふだん弱酸性に保たれ、細菌などの繁殖を防いでいます。ところが、汗をかくと酸性が弱まり、 菌が繁殖しやすくなってしまうのです。
毛穴から出た皮脂腺と汗が混ざり合い、脂性の汚れとなり、 そこに菌がどんどん繁殖します。
すると頭皮は酸化して固くなり、さらに毛穴に皮脂がたまり、頭皮の血行障害も起こり、毛の成長が阻害されて抜け毛や薄毛が進行していくのです。
このように夏にたくさん紫外線を浴び、汗をかいた人ほど、秋になると切れ毛や脱け毛、薄毛になりやすいわけです。
夏場のちょっとした油断が頭皮ダメージに
「ちょっとぐらいなら…」と、真夏の日射しを油断していませんか?
実は、目に見えないダメージがジワジワと頭皮や髪を攻撃しています・・・そのまま見過ごしているとパサつく髪とごっそり抜け毛につながる危険性も!
先ほどの紫外線量でも取り挙げましたが、夏場の日射しは髪にとっては天敵。
あなたは次に挙げる項目いくつ当てはまっていますか?
1つでも心当たりがあれば、今から対策をはじめましょう!
日焼け対策を怠る
「曇りの日や屋内でも日焼けする」と聞いたことありますよね。
油断して日焼け対策を怠ると、頭皮の奥までジワジワ日焼けしてダメージを受けることも。
髪をつくる土台がダメージを起こしてしまうと、髪の成長や枝毛、白髪の原因にもなり、後に抜け毛が深刻化する可能性も出てきます。

汗をかきたくないから屋内に
汗をかきすぎるのも頭皮によくないですが、実は全く汗をかかないのも問題なんです!
汗にはサラサラとしてニオイのない「良い汗」と、ベタベタしてニオう「悪い汗」があります。
汗をかく習慣が衰えている人の汗は「悪い汗」になりがちで、これは雑菌の大好物。頭皮炎症やニオイを招く原因です。
さらに、汗の水分によって髪のキューティクルも開きやすくなり、髪の健康を守る成分が流出してしまうのです。
汗は老廃物を体外に出すという役割を担っています。
涼しい部屋では汗腺の働きが低下し、老廃物が溜まりやすくなります。そのため、運動をして出る汗より、いやな臭いを強く放つようになってしまうのです・・・

海に遊びに行ったあとのケアを怠る
夏は水遊びの楽しい季節ですが、マリンスポーツや海水浴の後、髪がゴワゴワ、パサパサになっていませんか?
肌がこんがり焼けている以上に、髪も日焼けしています。その結果がゴワゴワの状態・・・
無防備に日射しを浴び続けたことで、頭皮にもダメージが加わり、頭皮の乾燥やフケ、抜け毛の原因にもなってしまうのです。
頭は腕足よりも太陽に近い場所にあることを忘れてはいけません!
また、紫外線だけでなく、海水に含まれる塩分によって髪の水分やたんぱく質も失われるため、海から帰ってきたあとの髪のケアはとても重要。
髪が大ダメージを受けているところに、洗浄力の強いシャンプーを使って、爪を立ててごしごし洗うとどうなるでしょう。
塩分やその他不純物はキレイに取れるかもしれませんか、頭皮はさらにダメージを受けることに・・・
この後、正しいケアの方法をご紹介します!

簡単にできる夏の頭皮ケア
お風呂編
外に遊びに行って疲れているからと、髪のダメージをそのままにしてはいけません!
夏場にうけたダメージをそのままにしておくと、秋に後悔することに・・・
毎日のバスタイムをスペシャルケアの時間にしませんか?毎日のダメージをすかさずケアして、誰よりもツヤのある髪で秋をむかえましょう。
湯洗い
頭皮が日焼けによって炎症を起こしていたり、かゆみがあるなど、かなり傷んでいる場合は湯洗いがおすすめです。
「洗浄成分入りシャンプー」は使わず、お湯だけで頭皮をマッサージ洗いすることで、皮脂やほこりがを8割は落とせます。
ちなみに、朝シャンが習慣の人で夜シャンプーを使用している場合は、朝は湯シャンにした方が、髪にはやさしいのでおすすめです!

頭皮ケアシャンプー
洗浄力の強いシャンプーで何度も洗うと、頭皮に必要な皮脂まで奪ってしまいます。
汗は除去されても、髪のキューティクルを傷つける危険性が・・・ただでさえ、紫外線や海水でキューティクルがはがれてボロボロの状態なのに、これ以上髪を痛みつけるわけにはいきませんよね。
おすすめは、刺激の少ないシャンプーをしっかり泡立て、頭皮マッサージをするように丁寧に洗うことです。
しっかり洗浄成分は洗い流すよう、すすぎは十分に行ってくださいね。すすぎ残しは頭皮の刺激の原因になる可能性があります。
また、汗をしっかり落としたくて、シャンプーの回数を増やすのも、頭皮トラブルにつながります。
頭皮は乾燥を防ごうと、皮脂を過剰に分泌し、かえって頭皮のベタつきの原因に・・・
頭皮の汗をしっかり落としたくても、シャンプーは1日1回で十分です!

ブロー
頭皮は濡れたままだと雑菌の繁殖につながります。
まずは、タオルドライで頭皮と髪の水分をしっかりとりましょう。
髪をドライヤーで乾かす際、温度が気になる人は、髪が熱で傷まないようなトリートメントやオイルで保護してあげてから乾かしてください。
冷風で乾かすのもおすすめです!
外出編
帽子や日傘、髪用日焼け止めスプレー
紫外線から髪の毛や頭皮を守るためにも、帽子もしくは日傘を活用しましょう。
夏場は特に、室内でも日焼けの可能性が高いので髪用の日焼け止めスプレーもおすすめです。
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ナプラ ミーファシリーズは全部で5種類あり、無香料からフレグランスな香りのスプレーまで幅広く用意されています。
日焼け止め兼ヘアフレグランスと考えると、とてもお得ですよね。
いい香りを漂わせながら、実は紫外線対策にもなっているので、人には内緒で美髪を手に入れたい人にもおすすめです!
吸湿性の高いハンカチやタオル
当たり前のことですが、かいた汗はすぐにふき取ることが大切です。
頭皮の汗をそのままにしておくと、菌が繁殖し、臭いや頭皮トラブルを引き起こし、髪のダメージにもつながります。
頭皮の汗のふき取り方のポイントは2つ
タオルはソフトにあて、抑えるように
側頭部や後頭部は、髪を少量ずつ持ち上げ、タオルが直接頭皮に触れるように
ゴシゴシこすると、頭皮が傷つく可能性があるので、やさしくふき取りましょう。
吸湿性の高いハンカチを用意するといいですよね。
運動したり、汗をかきやすい人にはマイクロファイバータオルもおすすめです!
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栄養編
せっかくなら内側からも頭皮ケアしましょう。夏場は食欲がなく栄養不足になりがち・・・
そんな時に役立つのがサプリメントです。
最近では女性用の育毛サプリメントも充実しており、一般的な男性用の育毛サプリメントとは違って美容成分がたっぷり配合されているため、
髪に悩みのない女性にも飲んでほしいくらいです。
普段の食事では摂りきれていないたんぱく質やビタミン、ミネラルなどをたっぷり配合されたサプリメント。
妊活中や妊娠中、出産後も安心して飲めるサプリメントもありますので、ぜひチェックしてくださいね。
さいごに
紫外線は目に見えないため、油断しがちな天敵です。夏にたっぷり浴びた紫外線の影響は秋~冬にかならず目に見えて現れます。
紫外線を浴びてしまった後の対応も大切ですが、まずは紫外線を浴びないように、あるいは最小限にとどめることができるように日ごろから、帽子や日傘を使う習慣をつけましょう。
冬場にツヤハリのある髪でいられるかどうかは、あなたの夏の過ごし方次第です。
一緒に夏を乗り切りましょう!